店長
高坂 進
創業時から本日までの歴史を全て知る、俺のイタリアン初号店立ち上げ店長。
自他共に認める、俺の株式会社の「レジェンド」。
今まで多くの店長を育て上げ、現在は店長を統括する支配人。
元お笑い芸人という異色の経歴を持つが、飲食業界歴は長い。
入社理由は何ですか?
偶然が重なった部分が多いのですが、遡るとまだ俺の株式会社ができる前の話です。アルバイトで飲食をしていたという理由で飲食に絞って探していたのですが、紹介会社の方から「ブックオフの社長が新しく面白い会社を作っているよ」という話をいただきました。
業界のことも詳しく知らない中で「ブックオフ」なら知っているぞ、と思い受けたのですが、そこで面接を受けた社長秘書の岩崎と小学校が同じだったんです。それで親近感を持ってくれて、また私の前職がお笑い芸人だったことにもあり、その経緯の話をしていたら、それが隣りの部屋にいた坂本社長まで聞こえていたみたいで、突然面接中に坂本社長が入ってこられたんです。その場にいた全員が驚いてましたね。1分ほど社長とお話をさせていただいた後に、きみ面白いねと、ここで働くか働かないかあなたが決めるだけです。と言ってくれたんです。
その器の広さや瞬時に人を見極め、リスクを厭わず判断してくれたことに感銘を受けました。もうここしかないと、面接が終わった帰りのエレベーターですぐに、よろしくお願いしますと電話で伝えました。
あなたのミッションは何ですか?
今やっていることは飲食というよりは、飲食を通して人と人とのつながりを深めていくだと思っていまして、とにかく人と一緒に仕事をすることに楽しさを感じながら働いています。
これからはAIの時代と言われているように、人の力を借りずに、いかに効率化、簡略化を図って利益を生み出していくか、ということが注目されていますよね。人手不足の問題や人件費削減といった観点からもその傾向は理解できるのですが、私は逆にこれが大きなビジネスチャンスだと思っているんです。
つまり、人がいないからこそ、人を沢山仲間にできた会社が勝つということ。だってどんなに強い武器を持っていても、やはり人がいなければ限界は見えますし、それに同じ強い武器を持った人が集まれば、それは掛け算ですからさらに強くなれますよね。
社長と同じ心を持ってくれる人たちみんなが仲間として、生きがいを持って働ける職場を作っていくっていうのが上長の仕事であり、会社の使命だと思っています。
俺の株式会社の魅力とは何ですか?
俺の株式会社は安い価格で一流の料理人が高原価の食事を出すというイメージを持たれている方が多いと思います。もちろんそこは特徴としてあるのですが、本当の強みはそこじゃないんですよね。わたしたちの本当の強み、それは仲間と作り出すチームワークなのです。この一体感を作り上げるチームの雰囲気がお客様にたくさん来ていただいている要因なんだということをお伝えしたい。
創業当時はまだ気持ちにもばらつきもあったかもしれませんが、今いる一流の料理人たちをはじめ、従業員は皆同じ気持ちを持って働いています。
繰り返しにはなってしまいますが、いちばん重要なのは心だと思っています。これから増えていく人たちもきっとこの思いに共感してくれる方でしょうし、本当に素晴らしい人達の集まりにこれからもなっていくでしょう。
結局、楽しく働いているお店の方がお客様が来てくれるというのはあると思うんですよね。自分が食べに行ってもそうじゃないですか、みんなが楽しそうな雰囲気のお店に行きたくなる。そう思っていただけるお店でありたいですね。